スノーモービルの処分方法は？処分のポイントや注意点をご紹介！

スノーモービルは、雪の上を走行する乗り物で、雪国にお住まいの方や、ウィンタースポーツがお好きな方の中には所有している方もおられるでしょう。豪雪地帯では便利な乗り物ですが、使わなくなったものはどのように処分すればよいのかも気になります。

ここでは、スノーモービルの処分方法とともに、注意点や処分のポイントをご紹介しましょう。

1.スノーモービルの処分の流れ

スノーモービルの処分方法はいくつかあり、それぞれ処分方法の流れが異なります。

1-1.スノーモービルを廃車にする場合の手続きの流れ

動かない、故障したなどで廃車にするしかないスノーモービルは、解体業者に依頼してスクラップにします。スクラップにする際には、リサイクル券が必要です。そして、解体業者から使用済自動車引取証明書をもらい、陸運局で廃車手続きを行います。必要書類は自動車検査証と使用済自動車引取証明書、解体届出書、申請依頼書です。解体届出書と申請依頼書は、陸運局で入手できます。廃車申請をした後、軽自動車税申告書を税関係の窓口に提出すると、翌年から自動車税納付義務がなくなります。

1-2.スノーモービルを下取りに出す場合の手続きの流れ

新しいスノーモービルを購入予定であれば、下取りに出して処分することも可能です。下取りに出す場合は、名義変更を行って譲渡する形になります。ほとんどの場合、手続きは業者が行ってくれるため、必要書類を揃えるだけで完了します。名義変更をすると、自動車税の納付義務も新しい所有者へ移るので安心です。

1-3.スノーモービルを買い取り業者に買い取りってもらう場合の手続きの流れ

スノーモービルを買い取り業者に買い取りってもらう場合は、業者にスノーモービルの査定をしてもらい、買い取り金額を聞きます。金額に納得したら買い取り成立となるため、スノーモービルの名義を買い取り業者に変更します。名義変更の手続きは、買い取り業者によって行われるのが一般的です。必要書類を渡すと、手続きを代行してくれます。

2.費用や注意点

スノーモービルの処分には、どれぐらいの金額がかかるのでしょう。

2-1.スノーモービルの処分にかかる費用

スノーモービルを廃車にする場合は、解体業者に解体費用を支払わねばなりません。また、解体業者がスノーモービルを運搬する費用もかかります。解体費用は1万円までで収まるのが一般的です。運搬費用は距離によって異なります。陸運局での廃車手続きに料金はかかりませんが、業者に手続きを代行してもらうと、手数料がかかるでしょう。買い取り業者に買い取りってもらった場合、処分費用はかかりません。運搬費用も買い取り業者が負担してくれます。さらに、スノーモービルを買い取りってもらうことで副収入が得られます。

2-2.保険や税金を確認する

廃車手続きをする際、自賠責保険や任意保険の契約期間を調べましょう。1ヶ月以上残っている場合、保険料が返金されることもあります。自動車税に関しても、廃車から翌年3月31日までの分の税金が払い戻しされます。

2-3.信頼できる業者に依頼する

スノーモービルの解体や回収、買い取りを依頼する業者は、自治体から承認を受けているなど信頼できるところを選びましょう。承認されていない業者に依頼すると、廃車手続きなどがきちんと行われなかったり、スノーモービルを不法投棄されたりするリスクがあるからです。

3.処分の際のポイント

スノーモービルも、自動車と同様にリサイクル料金を支払う必要があります。

3-1.リサイクル料金の支払い方

リサイクル料金はスノーモービルを購入する際に支払い、領収書やリサイクル券を発行されるのが一般的です。スノーモービルの廃車手続きではリサイクル券が必要となるため、きちんと保管しておくことが必要です。リサイクル券には番号が記載されており、それらは廃車手続きの際に必要になります。

3-2.リサイクル券を紛失した場合

リサイクル券はスノーモービルの購入や売却、廃車の際にしか使用しないため、紛失する場合もあります。 リサイクル券の再発行はできませんが、自動車リサイクル促進センターのウェブサイトから、「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷して、リサイクル券の代わりに預託状況の証明が可能です。